『日本最高峰のバスケ学』を読んで思ったこと
『日本最高峰のバスケ学』を読んだ。
著書は桜花学園高校のバスケ部のコーチ井上眞一さん。
私は自分のためのバスケの練習メニューを本、インターネット、youtube、他のチームの練習に参加させてもらったりして自分なりに勉強をしています。
本が出るとインスタで知り自宅の近くの本屋さんに行って中身を少し読んでから買おうと思ったけど本屋さんにはなかった。
2、3軒本屋を回りましたがなかったのでアマゾンで買うことにしました。
アマゾンで確認した日本最高峰のバスケ学の内容紹介
全国優勝60回以上、大神雄子や渡嘉敷来夢など世界で活躍するプレーヤーを育てた名将が語る「勝利の条件」。「桜花流・バスケIQが高まる方法」「バスケで子どもがぐんぐん伸びる方法」「練習や戦略の組み立て方」等々、プレーヤー・指導者のスキルや考え方を一段も二段も進化させる上達論が満載。リアルな学生バスケの現場がわかり、読むだけでも楽しめる一冊。
一番気になったのが「練習や戦略の組み立て方」がどういったことが書かれているのかすごい気になった。
自己紹介
私はアラフォーでもまだ選手としてアマチュアのバスケットボールを続けています。
アマチュアのチームなので年齢も10代から私と同じ40代近くの人と幅広く一緒にバスケットボールを楽しんで試合をしています。
年齢も40代に近いので選手よりも試合のマネージメントをやっていることが多いですが1試合で20分ぐらい選手として出ています。
本音としては1試合フル出場してバスケを楽しみたいのですが試合に参加してくれるメンバーの人数を考えると20分ぐらいがメンバー全員それなりに楽しめる時間かな。
バスケ歴は中学から始めたので25年。
アマチュアのチームの中での役割は、選手、体育館の確保、練習メニュー作成、試合の指揮官など全般的にチーム運営をやっております。
自己紹介はこれぐらいにして私が『日本最高峰のバスケ学』の本を読んでから気になった文章の紹介をしていきます。
『日本最高峰のバスケ学』を読んで気になった文章
コーチがバスケに関する質問があったらしてもいい
若いコーチが私にどんどん質問に来ていいと思っている。しかし様々な会場であっても、若いコーチのほうが構えるらしい。「井上先生にそんな簡単に口を聞いてはいけないんじゃないか」「こんなことを聞いたら恥をかくんじゃないか」と勝手に思ってしまうらしい。
若くはないけどまだバスケをうまくなりたいと思ってるしアマチュアのチームを運営している私でもいいのかな。
数年前に名古屋市のファミレスに入ったときに本当に偶然、井上先生がいらっしゃいました。井上先生にお会いする機会って本当にないし試合会場ぐらいしかないけど、試合が終わったときに声をかけさせてもらってもいいの?
練習メニューの組み立て
練習ゲームをやって、ここが悪いので直そうということになったとする。しかしそれを直すためにひとつの練習をすればいいかというと、そうではない。ひとつの悪いとこを直すためには膨大な練習が必要なのである。
社会人なので週1回の練習が限度かな。あとは他のチームに練習参加させてもらうことぐらいです。毎日バスケの練習ができれば技術の習得は早いですが週に1回の練習では習得するまでにかなり時間がかかってしまうので同じ練習メニューを組むことが多いです。
さらにメンバーの一人一人の考えが違う(試合に勝ちたいプレーヤー、ただバスケットを楽しみたいプレーヤーなど)、練習参加できるメンバーもいたりいなかったりするので習得できるメンバーの理解度なども差が出てきています。難しいな。
信頼
「教える」という作業は、教える側と教えられる側のそれぞれに信頼関係が成立していればこそ、その生産性も上がる。
私は練習メニューを考えるときに「教える」ではなく、一緒に練習することを前提で練習メニューを考えています。
自分も一緒に練習やるから、きつい練習でも参加してくれるメンバーも練習してくれるんだろうなと思っています。
あとは事前に参加してくれるメンバー全員にではなく個別に何人かに「こういった走る練習したいんだけどどうかな?」と練習メニューの相談とかしたりして練習メニューの改善など意見を聞いたりしています。
先生と生徒という立場ではありませんが、練習メニューを一緒にやることで信頼関係を築いて練習をよりいいものにしている気がしています。
プレーヤー、コーチをやって初めて分かる事がある
プレーヤーとして経験を積んだだけで身に付くものではない。コーチをやらないとバスケットそのものを理解するには至らないと思う。コーチの世界はコーチの世界であり、プレーヤーの世界はプレーヤーの世界にすぎいない。
これはその通りだと思います。
私は過去に2年間ほど強いチームがたくさん所属しているリーグ戦にプレーヤー兼監督(ヘッドコーチ)として参加しました。
監督になる前は単なるプレーヤーでした。チーム事情で急に「監督をやってくれ」と頼まれたのがきっかけでした。
最初の1試合はプレーヤーで出て監督もしましたがとてもじゃないけどチームマネージメントができなかったので1試合目以降すべて監督として指揮しました。
- どのタイミングでタイムアウト・メンバーチェンジすればいいのか
- 点が欲しい時の攻めどころの指示
- バスケのルールの理解度
- 試合に出れなかったプレーヤーのフォロー
プレーヤーの時はあまり気にしてないし考えていなかったな。チーム内の先輩に感謝です。このあたりが難しかったかな。
プレーヤーの時に見えなかったことがコーチをやって見えてきたことがありました。
この本をオススメする人はどんな人?
詳しい練習メニューは書かれてはいないし、桜花学園高校の1年間のスケジュール、井上先生のコーチの履歴など監督・コーチ寄りの内容が書かれているので現役でプレーヤーの方には物足りないんじゃないかな。
私は素直に良かったです。
読む人がどんなポジション(選手なのか、監督・コーチなのか)で変わりますが出来れば買う前に本屋さんで軽く読んでから買うことをオススメします。
「バスケ学」とタイトルに入っていますが
井上先生の考え、バスケに対する思いが書かれている本です。
今年は本を読むことを増やしたいと思っていて自分の好きなバスケの本をこれからもっと行こうと思います。